コラム

【就職活動】合同説明会の「質問ありませんか?」で周囲に差をつけよう!

合同説明会に参加しようと考えているみなさん。
多くの場合、合同説明会の最後には、「気になったことなど、なにか質問ありませんか?」という質問タイムがあるのをご存知でしょうか?

もしくは、質問すること自体が苦手だから、就職活動でも悩んでいるという方もいるのではないでしょうか?

「何を聴いたらいいのか分からない」という方や、「こんな質問をしたら相手にどう思われるんだろう」と考え込んでしまって、結局質問できなかったという方へ。

合同説明会では、1社のブースで説明を受ける時間は15分~40分ほどに限られています。また、人気の企業には学生が多く集まり、説明を受けられないこともあるようです。
そこで、合同説明会を充実させるため、ひいては就職活動で活かせるように、質問事例集をお届けします!

そもそも、合説で質問しなきゃダメなの?

合同説明会では、どのような業界・企業があるのかを知ることができます。1日で多くの企業を知ることができ、気軽に参加することができる説明会です。

合同説明会に限らず、説明会では、企業の説明を受けた後に、質問時間が設けられることが多いようです。
質問時間は、自分が知りたい情報を聞けるチャンスです。

ただし、質問タイムは自己アピールをする場ではありません。ですので、質問をしたからといって採用担当者に気に入られ、選考が有利になるとは限りません。

大切なのは、今後の就職活動で役立つ情報を得るために質問するという意識です。
説明会の場で、その企業を志望する理由を見つけることができれば、選考に進むうえで必要になる話も聞けるかもしれません。
例えば、今年は何人採用するのかなどを聞いておけば、面接に進む時の心持ちに影響が出てきます。
就活では、情報を多く得ておくことが大切です。

こんな質問はNG!気をつけるべき3つのポイント

何でも質問していいとは言っても、相手に配慮することは忘れてはいけません。悪い印象を持たれないためにも、以下の3項目には注意しましょう。

やはり質問しないはNG?

質問はするようにしましょう。選考に有利になるとは言いきれませんが、質問をすることで相手にいい印象を与えることはあります。ただ、時間切れで質問が出来ないことはあります。勇気がいりますが、積極性を出して始めの方に質問することをオススメします。

自分ばかり質問してもいいの?

合同説明会の時間は限られています。その中で自分ばかり質問をしていると、周りとの協調性が取れていないと判断されるかもしれません。仕事は色んな人と協力して行うので、多くの企業で「協調性」は採用において大事な要素になっています。。周りの方にも配慮した質問を心がけましょう。

タブーな質問ってある?

①HPを見ればすぐに分かるようなことは質問しない方が無難です。
②給与や休みの数など、福利厚生の質問ばかりしては印象が悪くなりがちです。しかし、時間が短い合同説明会だからこそ、聞きやすい質問でもあります。選考に進むにつれてそういった項目は、知っていて当たり前になりますし、その情報だで判断しているのかと誤解されやすくもなります。
だから、意図を持って質問することが大切です。
どういう意図で質問をするかによって、相手に与える印象も、相手が答える内容も変わってきます。こんな質問していいのかな?と悩んでしまう方は、質問の意図まで簡潔に伝えることをオススメします。

これを持って合説に挑め!質問参考集

では、具体的にどんな質問をすればいいか、その一例をご紹介します。

具体的な仕事内容

仕事内容が理解できていなければ、具体的な働くイメージが持てません。
どういう仕事をするのか、それが自分がやりたいと思う仕事なのか、理解できるように詳しく聞きましょう。

入社後の研修について

専門的な知識が必要な職種ほど、専門技術を得られる研修期間が充実しているかも企業選びの基準の一つです。どんな研修がどのくらいの期間あるのか、研修を重視している方は聞いておきましょう。

キャリアステップについて

入社後に、具体的にどのような目標を持って仕事をすればいいのかを理解しておくことも忘れてはいけません。キャリアアップが早いのか遅いのか、どのようなキャリアの選択肢があるのかで、その企業でできることが広がります。

転勤や異動について

先程もお伝えしたとおり、自分がどういう考えでこの質問をしようとしているのかを説明することです。転勤は嫌なのか、転勤があるようなアクティブな職場環境で働きたいのかでは、質問を受け取る企業の答え方も変わってきます。

制度の取得率について

「有給が取りやすいです!」「女性が働きやすい会社です!」と書いてある企業も多くあります。その時に疑ってしまうのは、取得率が分からないからです。
企業の中には、制度が整っていても、実際には活用できていないという企業もあります。実際に制度を使っている人がどのくらい居るのか、制度を使う際に周りはどういう雰囲気なのかを踏み込んで聞いてみてください。

志望理由/働き続ける理由

年が近い採用担当の方には、志望理由を聞いてみることをオススメします。自分の志望理由と重なるところもあるかも知れません。一方、年が離れている採用担当の方には、働き続ける理由を聞いてみてください。働き続ける人がいるということは、そこに何かしら参考にできる情報があるはずです。

会社の強み

会社自体の強みや、自社の商品やサービスの強みを質問してみると、志望動機に繋がるかもしれません。その答えを聞いて、例えば「社会性のある商品に惹かれた」「事業展開の仕方に安定感を持った」という感想を抱けば、志望動機に盛り込めそうですよね?

やりがいを感じる瞬間

数字で比べられる会社情報ではなく、働き甲斐などの見えない会社情報も集めてみましょう。ただ、採用担当者の方は、実際に自分が働く部署とは限りません。ですので、実際に働く部署の社員がどういう瞬間に働き甲斐を感じているのか聞いてみてください。

就活に役立つ質問のコツ

質問の事例をご紹介しましたが、ただ聞けばいいというものでもありません。
ここでは、質問をする時に押さえておきたいポイントを説明します。

事前に聞きたいことを整理しておく。

合説でも事前準備が大切です。
どの企業をまわるかリストアップすることはもちろん、聞いておきたい質問事項も紹介した事例を参考に準備しておきましょう。
自分と相性がいい企業だと判断するために必要な項目を書き出しておくだけでも大丈夫です。
企業を比較する時に、同じ項目の情報が揃っていなければどっちがいいのか判断に困ります。その項目の中で聞けなかったところを質問することは比較的簡単ですので、チャレンジしてみてください。

自分の理解の抜けているところを質問する

後で自分が取ったメモを理解できるための質問をしましょう。後々、メモを見返して、結局コレどういう意味だっけ?とならないように、聞き逃した言葉も質問しておきましょう。

自分が理解したことを「〇〇ということで合っていますか?」と聞いてみる。

相手の説明で足りないところを聞かなきゃ、良い質問をしなきゃと考えていませんか?
合同説明会の短い時間で説明されたことの多くは、なんとなく理解できたと思うことが多いです。
自分の理解したことが正しいのか、理解をすり合わせることも大切です。
そこで、理解できていなかったら詳しく教えてくれます。

さいごに

質問することは、合同説明会だけでなく色んなシーンで必要になってきます。
質問することに苦手意識がある方は、就職活動が練習だと思ってやってみてください。決して、難しいことではありません。
みなさんの挑戦を応援しています。

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