はじめまして、キャリアコンサルタントの吉村です。本メディアを運営しているカウテレビジョン では毎年200人ほどの学生さんを相手に就職相談を受けています。その中で「そんな選択肢も取れるんですね!」「参考のため似た先輩に会って話を聞いてみたいです!」という声もちらほら。
そこで福岡での就職を控える学生さんたちがもっと自由に、もっとイキイキと就活をしていくヒントを提供していきます。福岡で就活をしてきた学生をゲストに招き、就活のホンネを暴いていく新連載「福岡就活白書」
初回は東京のベンチャー企業に就職を決めた樋口佑樹さん。どんな思いを持ち就活に臨んできたのでしょうか??さっそく見ていきましょう!
東京のベンチャー企業への就職の決め手
──まず、就職はどこに決めたのでしょうか?決め手になったこともぜひ教えてください。
樋口佑樹(以下、樋口):就職は東京のベンチャー企業である株式会社ベーシックという会社に決めました。ベーシックは「社会のあらゆる問題を解決する」というミッションを掲げている会社です。事業としてはWebマーケティング分野とメディア分野に分かれていて、Webマーケティング分野ではWebマーケティングを一気貫通して行えるツールをメインに展開しています。またメディア事業ではWebマーケティングに興味がある方なら「Ferret」という名前をもしかしたら耳にしたことがあるかもしれません。そんな自社メディアや「留学くらべ〜る」などの比較サイトもメディア事業として展開している、といったような会社です。
もともとマーケティングに興味があったからということもあるんですが、決め手としてはサマーインターンが大きかったです。その際に関わった社員さんたちの人柄がとても印象的でした。
東京のベンチャー企業と聞くとキラキラしているイメージがあると思うのですが、ベーシックではそうしたキラキラ感がなく、落ち着いている印象を受けました。社長さんもキラキラした感じは一切ないですし(笑)
あとは社内の公用マンガがキングダムってとこも決め手でした!
──マンガですか!?
樋口:マンガです(笑)
僕自身、キングダムがすごく好きで。キングダムが会社の公用本として置いてあって社員さんの多くが愛読している。些細なことではあるんですけど、好きなことをシェアして共感できる人たちがいるっていうのは働く上で大事だと思うので、どんなカルチャーがその会社に根付いているかは会社選びの際に見てみると新しい気づきがあると思います。
休学期間に東京へ。目の当たりにした多くの機会
──どういった形でベーシックさんに出会ったのですか?
樋口:紹介です。kokokaraという会社が就活生向けに色々なことをしているのですが、kokokaraさんが企画した東京ツアーの中でベーシックさんには出会いました。
──そのままサマーインターンに参加することが決まったんですね。
樋口:そうですね。東京ツアー自体は2018年の7月ごろにあったのですが、それ以前にも興味があるところには顔を出すようにしていました。僕自身20卒の就活生にはなるのですが、結局ESを書いてグループディスカッションをして…というような一般的な就活はしてません。色んな就活の形があるので、早くから動いておくとお得だと思います。
──なるほど。樋口さんは就職の際に東京に出ようということは決めてたんですか?
樋口:ほんとは東京以外がよかったというのが本音です。実は大学3年生の代に1年間休学をして東京のWeb広告代理店で働いていた期間がありました。その際に東京の通勤はちょっと耐えかねるな、というところがありまして。。。ほんとにひどいんですよ、満員電車の混み具合が。椅子に頑張って座ろうとする醜い欲求が渦巻いている感じがあって嫌でした(笑)
──それでも結局は東京に?
樋口:そうですね、ベーシックがすごくフィットしそうな会社だったので。支社をつくってくださいという要望も却下されたので仕方なく東京です(笑)
とはいえ休学期間に東京にいたことで色んな機会が転がっていることは痛感したので、機会面においては東京で働くことは大きなメリットだとは思います。福岡では使えないサービスが体験できたり、普段会うことのできない人に会えたり。活かすも殺すもその人次第ですが、少なくとも色んな機会があることは確かだと思います。
例えば休学期間中は「Matcher」というOB/OG訪問のサービスを使って色んな社会人の方と会っていました。このMatcherも福岡では使えないので、そういった点で東京はまだ魅力が残っていると感じます。