インターン対策

「私服OK」でももう迷わない。インターン時に失敗しない服装選び。

社会勉強や自分が将来やりたいことを見つけるため、インターンシップを体験してみたいと考えている人もいると思います。夏休みや冬休みなど大型休暇のタイミングで「インターンに初めて参加します!」という方も多いのではないでしょうか。

そんな時に、頭を悩ませるのが職場に着ていく「服装」です。
「どんな服で会社に行けばいいんだろう?」
「私服で参加して良いみたいだけど、普段通りの服装で問題ないのかな?」
など、不安は尽きないものです。

そこで!今回の記事では、インターンシップに参加する際におすすめの服装を紹介します。それぞれのインターンシップの場に適した服装で、有意義な時間を過ごしましょう!

インターンの服装はスーツが必須?

インターンに参加する場合、企業の社員と一緒にオフィスで働くことになります。

企業によって、スーツ着用を義務付けていたり、私服OKだったり、企業独自のユニフォームがあったりと、社員さんの服装はさまざま。必ずしもスーツを着用する訳ではありません。そんな時にインターン生としてどのような服装がを選ぶべきなのか、ご紹介します。

服装の指定がないか確認してみよう

ほとんどの企業の場合、インターン生に着用して欲しい服装は指定してあります。

まずは、ナビサイトや大学の就職支援課・企業のホームページなどを確認して、着ていく服装が指定されているかどうかを確認しましょう。

なぜインターンでスーツを着る必要があるのか

スーツ着用と指定している場合、その企業で働く社員もスーツを着ている場合がほとんどです。

企業のお客さんから見れば、たとえインターン生であっても、営業の現場や出勤する際には企業の関係者として見られます。インターンに参加する以上、企業の一員としてしての意識を持ってもらうためにスーツ着用を義務付けている企業もあります。

私服でのインターンが増えてきている理由

近年のインターンシップでは服装を特に指定せず、自由な服装を認めている企業が増えてきています。

言葉をそのまま信用し、ラフな服装でインターンに参加したら、周りの参加者は全員スーツだった、という経験がある方もいるのではないでしょうか。

では、なぜ服装を指定しないのでしょうか。よくある理由を3つご紹介します。

①社員がスーツを着ていない

業種や職種によって、服装が自由という企業もあります。たとえば、ITエンジニアやデザイナーなどクリエイティブと言われる仕事ではその傾向が強いようです。社員がスーツを着ていないため、インターン生にもスーツを着てもらう必要がないというわけです。

②服装を気にしない

インターンを通して社会勉強をしてもらう中で、見た目や服装に捉われず、学生の持つ個性を見たい、と考えている企業も少なくありません。このような場合、働く人はスーツや制服を着用していても、インターン生は「服装自由」としています。

③リラックスして参加してもらいたい

インターンに参加する学生が、いつも着慣れていないスーツを着ることによって必要以上に緊張してしまうこともあるのだとか。せっかくの学びの機会にいつも通りの力を発揮できないのではもったいない、と考える企業も多いようです。普段通りの服装をしてもらうことで、できる限り緊張を少なくしようとしているのです。

あわせて読みたい:「インターン私服OK」を完全攻略!季節別コーデやNGアイテム紹介

服装指定がされていた場合(男性編)

スーツの下は白地のワイシャツにネクタイ、ベルトと革靴が一般的です。

まずは、各服装アイテムの基本を確認しましょう。

スーツ編

①スーツ

インターンに参加する際のスーツは基本的に、黒色に無地のリクルートスーツを着用しましょう。その他、紺色、ダークグレーでも構いません。インターン先の社員の方がデザイン性の高いスーツを着ている場合でも、リクルートスーツを着用するようにしましょう。

②ワイシャツ

基本は、長袖白色のワイシャツです。ワイシャツにしわがあると非常に目立つため、丁寧にアイロンをかけてしわの伸ばしておきましょう。また、ワイシャツの下に色のついた下着を着用していると、ワイシャツの上から透けて色が見えてしまいます。必ず、下着も白色を選ぶようにしましょう。

③ネクタイ

ネクタイの色や柄は、比較的自由に選ぶことができますが、レジメンストライプ柄がおすすめです。無地だと地味過ぎますし、ドットだと少しカジュアル感が出てしまいます。

また、ネクタイの色によって相手に与える印象が変わるとも言われています。

赤色:熱意、リーダーシップ
青色:冷静さ、誠実さ
緑色:穏やかさ、協調性

など、与えたいイメージよってネクタイの色を使い分けている社会人も少なくありません。
自分の性格に合った色選びにもチャレンジしてみましょう。

④ベルト

ベルトは革製の黒無地が無難です。ネイビーのスーツの場合は、ダークブラウンのベルトもおすすめです。ゴムベルトや布素材のベルトはスーツに合いませんので、選ばないようにしましょう。

⑤靴

靴は革靴を履きましょう。色は黒が基本です。スーツによってはブラウン系の色が合う場合もありますが、インターンを考えると黒がベストです。柄はウィングチップやモカは避けて、プレーン(柄なし)を選びましょう。

⑥カバン

黒無地のビジネスバッグを選びましょう。インターンだけでなく就活でも使えるように、A4サイズが入り、底に脚が付いているタイプがおすすめです。高価なバッグでなくても大丈夫ですので、就活兼インターン用として購入しておくと良いでしょう。

私服編(オフィスカジュアル)

「私服でお越しください」と言われた場合何を着ればいいのでしょうか。私服で動きやすい服装ならなんでもいいの?と悩む人が多いかと思います。私服指定であっても、普段通りのラフな格好はNGです。「オフィスカジュアル」を意識した服装にすることがポイントです。

①トップス

「ジャケット」は必ず着るようにしましょう。カジュアル過ぎるデニム・スウェット素材は避けてください。私服は個性が出ますが、職場で出し過ぎると印象はあまりよくありませんので、シンプルでキレイめなジャケットがおすすめです。

②インナー

ジャケットの下のインナーはシャツがベターですが、季節によって変わります。
夏:白や黒、グレーなどの無地のTシャツ、またはシンプルな白のオックスフォードシャツ
冬:シャツだけ、またはニットやカーディガンの重ね着も可

③パンツ

ジャケットスタイルに合わせやすい「チノパン」がベターで、キレイめなデザインのスラックスでも大丈夫です。色は黒、グレー、ベージュ、ネイビーなどの合わせやすい色を選びましょう。

④靴

ジャケットスタイルが基本なので、足元は革靴がベストです。また、ジャケットに合うのであればデッキシューズでも良いでしょう。普段も履いている場合はは、キレイに磨いておきましょう。

⑤カバン

おすすめはビジネスバッグです。あまりに服装とマッチしないと感じる場合は、ジップのついている革製のトートバッグでも良いでしょう。リュックなどはカジュアル過ぎるので、おすすめしません。

服装指定がされていた場合(女性編)

女性の服装もスーツが基本です。細かいポイントが男性とは異なりますので、ご紹介していきます。

スーツ編

①スーツ

男性と同様、黒無地のリクルートスーツが基本です。パンツとスカートどちらがいいか悩む人もいるかと思いますが、好みや個人差もあるのでどちらでも構いません。サイズが合ったものを正しく着こなすことが大事です。

②ワイシャツ

シンプルな白無地のワイシャツを着用しましょう。スキッパータイプ(襟を開いて着るタイプ)でもレギュラータイプでも問題ありません。

③ベルト

パンツスタイルのスーツを着用する場合は、なるべくシンプルなベルトを付けるようにしましょう。ベルトの色は黒か茶系が無難で、素材は革がおすすめです。形は、無地で、細めのタイプものにしてください。エナメルのような光沢があるものは避けましょう。

④靴

黒色のプレーンパンプスを選びましょう。スーツの色に合わせて白やベージュを選ぶ人もいますが、インターンでは黒無地のスーツが基本ですので、パンプスも黒色にしてください。

⑤カバン

黒色でA4サイズが入る自立タイプのものを選びましょう。女性は鞄を肩にかける人が多いと思いますが、種類によっては持ち手が固くて肩が痛くなる場合があります。ですので、きちんと使い心地を試した上で購入することをおすすめします。

私服編(オフィスカジュアル)

女性は男性と比べて服装を選択する幅が広いのが特徴です。しかし、あまりにカジュアル過ぎるものはインターンに適していません。気をつけなければいけないのは私服だけでなく、ピアスやネイルなども同様です。 清潔感と動きやすい服装を重視して選びましょう。

①トップス

基本的には、ジャケットかカーディガンを着るようにしましょう。どちらかを着用しておけば、問題はありません。

②インナー

インナーは、選択できるアイテムが多いので迷われる方も多いと思います。シャツ、ブラウス、カットソー、ニットなどバリエーションが豊富ですが、季節に合わせたもので、シンプルなデザインのものを選ぶようにしましょう。

襟元や袖、裾にレースを使ったデザインであれば、女性らしさも出るのでおすすめです。 迷った際は、ブラウスを着用するようにしましょう。

③パンツ

スカートでもパンツでも、好きな方を選んで問題ありません。スカートの場合は、膝丈のものを選び、裾が広がり過ぎないタイプを選びましょう。パンツの場合は、股上がゆったりしすぎない、細目のシルエットの9分丈のものを選びましょう。

④靴

パンプスを履くようにしましょう。スカートにスニーカーなどの組み合わせをしてしまうとカジュアル感が出すぎてしまいます。一方、9分丈パンツの場合でも、足元が強調されてしまうため、よくありません。

⑤カバン

華美なデザインでなければ、普段使用しているカジュアルバッグでも問題ありません。シンプルで服装に合ったものを選びましょう。 また、どうしても不安なときには、ビジネスバッグを使用しましょう。

いくら私服OKといっても、こんな服装はNG!

露出の多い服装

露出のしすぎは、ビジネスマナー違反だとされています。暑い季節でも肌の露出をおさえられるように、カーディガンがあると便利です。スカートやパンツも、丈の短いものは避けましょう。

デニム

ビジネスにおいてはカジュアル過ぎるため避けましょう。シンプルな色のパンツが好ましいです。

ブランド品

デートでも合コンでもないのに、高価な服装で参加する必要はありません。動きやすく気軽な服装が、好印象を与えます。

サンダルや生足

オフィスでは必ず肌色のストッキングを履いて、生足は避けましょう。サンダルもカジュアル過ぎてだらしない印象になるため、基本的にはNGと覚えておきましょう。

ジャケットのボタンの一番下を留めてしまう

ジャケットにはボタンがついていますが、シャツのようにすべてを留める必要はありません。一番下のボタンは、留めるものではなく飾りになります。シルエット的にも外しておいた方がキレイに見えますので、留めないようにしましょう。

ダブル仕上げズボンの裾は厳禁

学生生活の中で、規則としてダブルだった人もいるかもしれませんが、就活シーンではカジュアルすぎるため避けてください。

スラックスの中央の折り目やスカートのプリーツに注意

スラックスの折り目やスカートのプリーツにも気をくばるようにしましょう。センタークリース(中央の折り目)やプリーツがしっかり付いていないスーツスタイルは、だらしないの印象になってしまいますので注意が必要です。スラックスやスカートをお手入れするためには、霧吹きなどを使用してシワ対策をしておきましょう。

こんな時どうする?インターンの服装Q&A

最後に、インターンシップに参加する際によくある服装の困りごとをピックアップして解説していきます。

インターンで「服装自由」の場合は?

「服装自由」と指示された場合は私服でも構いません。仮に、私服で参加している人が少ない場合でも、これまでの記事で説明してきたオフィスカジュアルを意識した服装で問題ありません。自信を持ってインターンに臨みましょう。

オフィスカジュアルに自信がない場合は?

オフィスカジュアルとして自分の服装がふさわしいか、自信がない場合もあるでしょう。また、他のインターンが全員スーツであればどうしよう、と心配になる場合もあるかと思います。

どうしても不安がぬぐえない時は、リクルートスーツで参加すれば間違いありません。私服でインターンに参加したいが準備できないような場合は、スーツで参加できるようにしておきましょう。

サマーインターンシップでクールビズは?

「スーツ着用」の場合は原則として、夏場でもインターン生はしっかりとスーツを着る必要があります。ですが、企業からクールビズやノーネクタイを促す連絡が来た場合には、それに従って問題ありません。

この時も、ジャケットやネクタイを必ず持っていくようにしましょう。社会人でもクライアントや目上の方に会う際には真夏にもジャケットだけは持っていきます。着ないのに持っていくのは面倒かもしれませんが、マナーとして持参するようにしましょう。

まとめ

インターンでは、服装を通してマナーを見られています。間違いに気付いた時は「恥ずかしい!」と感じるかもしれません。ですが、よほどひどい服装でない限り、取り返しのつかない失敗になってしまうことは稀です。

もちろん企業側も、インターンに参加する学生が社会に出る前だということも十分にわかっていますので、必要以上に悩むことはありません。

インターンは社会を勉強するまたとない機会です。一度の間違いにとらわれ過ぎず、いろいろな学びを得られるよう、前向きにインターンに臨みましょう!

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