写真提供:福岡市
「合説は行くだけムダ」「合説は行く意味がない」という話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
実は、合同企業説明会で有意義な時間を過ごすポイントがあるのです。
今回は、ムダな時間とは思えない!合説の心得をズバリ解説します!
「合同企業説明会とは」
合同企業説明会とは、多くの企業が同じ会場に集まり、企業ごとのブースで説明会を行うものです。
合同企業説明会と個別企業説明会の違いは以下のとおりです。。
合同企業説明会:複数社の情報を一気に知ることができる。
個別企業説明会:1社の情報を詳しく知ることができる。
それぞれに参加するメリットがあります。
「合説は行く意味がない」というのは、本当なのでしょうか。
「なぜ合説に行く意味がないと感じるのか」
合同企業説明会に参加した人たちが「行く意味がない」と感じる理由と「行ってよかった」と感じる理由を比較してみましょう。
行く意味がないと感じた理由
・合同企業説明会に行ったからといって、採用選考に進めるわけではなかった。
・どの企業を見ればいいか分からず、上手くブースを回れなかった。
・インターネットでも得られる情報ばかりで、有益な情報が得られなかった。
・周りの就活生との温度差を感じ、合説の空気感が合わないと感じた。
行って良かったと感じた理由
・詳しい質問もできて、志望動機を考えるきっかけとなった。
・自分と相性のいい企業や業界が分かった。
・色んな企業を回ることで、知らなかった企業を知ることができた。
・周りの就活生に刺激を受け、就職活動を頑張ろうという動機付けになった。
以上を踏まえて
「合説に行く意味がない」と感じる原因は4つに分けられます。
1◆内定を取ることが目的になっている!
2◆合説に参加するための準備が不十分!
3◆企業のどこを見ればいいのか分からない!
4◆そもそも就職活動のイメージが固まっていない!
では、どうすれば「合説に行って良かった」と思えるのでしょうか。
行って良かった!合説の心得!
「合説に行く意味がない」と感じる原因4つをもとに合説の心得をお伝えします!
1◆内定を取ることが目的になっている!
・合同企業説明会に行ったからといって、選考に進めるわけではなかった。
・選考に関係がある個別企業説明会の方が重要だから、合説に行く意味がない。
と感じるのは、内定を取ることがゴールになっているから。
企業によっては、個別企業説明会への参加が選考に進むための必須条件になっています。
そのため、個別企業説明会が重要と思ってしまうのです。
合同企業説明会に参加するメリットは、1日でさまざまな企業の情報が得られること。知らない企業もブースを出していることでしょう。
合説の心得その①:知らない企業のブースに積極的に行く。
有名な企業は、既に知っている情報も多いのではないでしょうか。
また、インターネットに転がっている情報量も多いです。
そんな有名な企業のブースには、集まる学生の数も多く、説明を受けられないこともしばしば。
人気なブースよりも、空いているブースの方が、突っ込んだ質問もしやすいという利点もあります。面接では聞けない質問や就活に関する質問などをしてみるのもアリです。
合説では、未知との遭遇を楽しんでみてください。
2◆合説に参加するための準備が不十分!
合同企業説明会は、時間で区切らえている場合があります。
だから、たくさんの企業があっても、実際に1日に回れる数は限られている!なんてことも。
合説の心得その②:事前準備をしっかりと!
あらかじめ、説明を聞きたい企業をピックアップしておきましょう。合説によっては、事前に参加企業リストを公開していることがあります。
この時も、知っている企業ばかりではなく、知らない企業や業界も選んでみてください。
・どの企業を見ればいいか分からず、上手くブースを回れなかった。
・自分と相性のいい企業や業界が分かった。
こう感じる差は何だと思いますか?
合同企業説明会に参加して良かったと思える人は、最初から志望企業が決まっていたのでしょうか。
実はそうではない場合が多いようです。
志望する業界や企業が全く決まっていなかったという方も多くいます。
さまざまな企業の説明を聞き比べているうちに
「あ。この業界の雰囲気があうかも。」「こういう理念を大切にしてる企業がいいな。」と感じたからなんです。
この、なんとなく相性がいいかもしれないという予感を集めることがポイントです。
合説の心得その③:ベストを探さない。いいかも予感を探す。
合同企業説明会で自分にベストな企業を探す方が難しいです。
方向性が定まっていなくても大丈夫。
予感を集めていくうちに方向性が定まってくることもあります。
3◆企業のどこを見ればいいのか分からない!
合同企業説明会は、区切られた時間の長さによっては、企業が伝えられる情報量も変わってきます。
あらかじめ、得たい情報、質問などを整理しておきましょう。
事業内容・給料・福利厚生・売上規模・休日数など、目に見える価値だけではなく
企業理念・クレド・ビジョン・社風・入社後の成長・価値観など、目に見えない価値にも注目してみましょう。
また、変わらない価値にも目を向けてみてください。
事業内容などは、時代とともに変化する可能性があります。しかし、経営理念やクレドは、滅多に変わることはありません。
会社の価値観に共感できるのかということもチェックポイントです。
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4◆そもそも就職活動のイメージが固まっていない!
就職活動がどのような流れで進んでいくのか、どの段階の人達が合同説明会に参加しているのかが見えていないのではないでしょうか。
就職活動全体の流れを確認してみると、今の自分に何が必要か見えてくるはずです。
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どうやら合説にも種類があるらしい
合同企業説明会にも色々な種類があります。
そこで、合説選びのポイントをお伝えします。
○○しばりの合説を狙え!
最近は、ベンチャー、中小企業、学部などのくくりで開催される合同企業説明会や就活イベントがあります。
的を絞ることで、より自分が志望する企業に出会いやすくなります。
大学が開催する合説に行こう!
大学で開催されるということは、そこの大学生を欲している企業ということ。
自分の大学のOB・OGも多いです。自分の大学の先輩がなぜそこの企業に行ったのか、そういう視点で企業をチェックしてみるのも面白いかもしれません!?
まとめ
合説に行く意味を見つけられたでしょうか。
何をするにも目的をもって行動することが大切です。
就職活動は、いろいろな企業の情報を得られることが利点です。
それは「学生」だからこその特権です。ぜひ、その特権を有効に活用してください。
みなさんの就職活動を応援しています!